刻音色

U☆☆☆ M☆☆

主観的に見れば面白かったといえばかなり面白かったんだけど、主観的に見ても不安点(不満点のtypoだけどこれでいいや)が多すぎてちょっと
葵さんとのセックスがないとかハッピーエンド後の純愛セックスがないとか操作不能音声の多さとか(つってもこれはフラバの演出込みなんだろうからしゃーないんだけど)謎トゥルーとか

とりあえず、カスミは不死の薬で延命してしまった母親そのものでよかった
あとはイツヤ君達を受け入れられるかっていうのはきついもんがあると思う SF慣れか積極性*1 *2が要る

音楽の良さがすごい カスミのテーマとかかなり綺麗だしちょっと好みに合わないけれども(二度目を分散させるのが性に合わない*3レベル高い EDとかすごい

うんまぁエロもあったしよかったな
良いゲームだと思った
救世主さま!

*4
*5

*1:積極的に物語を肯定する力量のこと。ネットで素人の創作を読みあさることを趣味とすれば身につくもの

*2:もちろん刻音色の文章の質はネットの著しくクオリティが低い感じの作品群とは比較にならなかったけど、展開とその説得力的には、同じものを読者に要求しているなあと思ったようだ

*3:メインヒロインのテーマでメロディの一束を二度繰り返さずに本来の二度目のところをピアノの連弾にしてるんだけど、それがどうも受け付けない 完全に東方脳すぎて害悪すぎる そもそも「本来の二度目」っていう言葉がもう

*4:ところで、SS界隈にはスコッパーという言葉があって、その定義は唯一見つかった用語解説サイトでは「まだ見ぬ名作を探してクソSSにめげずに大量のSSを読み続ける者」であるようなのだが、これではいまいち足りてない気がする スコッパーの知り合いを思い浮かべると、彼らは独自のアンテナとか価値観、豊富な読書体験が許す解釈力(ひいてはどんな作品をも楽しむ力(クソをクソだと笑って楽しむタイプの力ではなく、評価した上で楽しむ力)(つまりハローキティといっしょ!ブロッククラッシュ123!!のRTAとかをガチに、楽しそうにやるような))、及び不自由な文章力をものともしない圧倒的読解力・読解速を持っていて、「良い小説が読みたければ本屋で買えばいいのに、辛い大量の読書をしてまでネットのSSを漁る人(その用語解説サイトでの定義)」というのとは全く違う、「バーっと読む力と創作物を楽しむ力で、物語の溢れるインターネットを闊歩する人」という像が生じる 実際そうでなければスコッパーなんてやってられないと思うのだけどどうか スコッパーという言葉がマイナーすぎて定義すらできないというのもあるのだろうけど、私は多量のSSを読みあさってる人はそういう人だと思っている

*5:なんでこんなにスコッパーを褒め称えるかというと、絶対数が少なくチェックが貧弱なために文章の平均クオリティが出版業界に比べると低いエロゲ界におけるエロゲ読みに似てるところがあると思うから(つまり自賛)