こなたよりかなたまで

U☆☆☆☆ M☆☆

面白かったと思う 伝奇を死の決意によって陵辱する感じ 最早伝奇的要素が必要だったかどうかすら疑わしい(実際は必要な気もするけど)(よく考えもせず言ってる)
人間二人のルートが悪くなかったけど、佳苗のシナリオは全てが逃げだと感じた
耕介のチクりも耕介の逃げ、舐めたシナリオもライターの逃げ 主人公だけが逃げなかった*1 *2
病院ルートは大変良かった
病弱少女と非難されるいわれ*3はないわけだ、こっちが先に死ぬから
いわゆるハイテンションキチガイ*4の都合付けも見事だった *5

他二人はまあうーん ポニテのほうは転校生であれば誰でもいい感じだったしクリスのエンゲージっていうのは何というか全てが滑稽にならざるをえないというか*6
死にかけのやつ全員にエンゲージして回るわけにゃいかないのはわかるんだけど

時代的な意義としては伝奇からの脱出なのかなぁ
加えてU1の超巧妙化ってところか

煽られ方からして、もっと荒削りで青臭い代わりに信者が付くような作風なのかと思っていた
なるみおかずをもっと誤字だらけにしたような感じなのかと*7

*1:「逃げないよう努力しようと努力した」くらいが正しいか

*2:当時は今よりもっと主人公「よく考えればこれが正しい。俺が少し被害を受けるが、皆のために、頑張って自分を制御しよう」ヒロインとか友人とか「そういうのやめろよ!」主人公「ごめん」HAPPYEND みたいなシナリオが大嫌いだったし今も嫌いだ 主人公にかっこよさを感じているので勝手にはしごをはずさないでほしい

*3:病弱少女好きは自分より弱い人間が好きでその性癖を病気という要素に落としこんでいるクズ野郎という弾劾

*4:「「空気の読めない親友ポジションがいなくてよかったね」」 「「明るく楽しいお友達! てのはま、みな総じて救いがたいキチガイだから」」

*5:こなかなで主人公が通っている病院にはエロゲーによくいるハイテンションな、ギャグ漫画キャラじみた看護婦が大量にいる設定なんだけど、それは彼女たちが全員終末医療に携わっていることが理由

*6:これはあらゆる「愛する者を蘇らせる秘術」に言えることであってこのライターに責任はない

*7:実際はかなり繊細な綱渡りがなされているといえると思う