Kanon
Ｕ☆☆ M☆☆☆☆
退屈なのに話だけ長かった
中途半端に非常識なこの主人公を見てると折原浩平が懐かしくなってきてヤバい 洗脳
俺なら、独白においてボクという一人称をもっと頻繁に用いて、明確かつ爽快感と共に主人公とあゆのトリックを起こす*1
リトバスは過去のオマージュがたくさんだから過去との決別だって言ってた人いたけど、この時代から普通にセルフパロ大好きじゃないですか
とりあえず泣かせとけばいいんだなって感じのだったのになんとなく泣きそうになったのでやっぱりエロゲっていうのはすごい媒体なんだなと思います
感動の棍棒外交
ところで、キャラがちゃんと魅力あったと思う
とりあえず食い物の好み作っとけ感の出てる感じとは裏腹に*2 *3、あゆ以外のヒロインは全員それなりに可愛かった
しっかりと別ヒロインの話の中にほかのヒロインが絡んでるのは丁寧ですよね
その要不要に関して賛否両論はありそうだけれども
でもリストカッター多すぎ 遊戯王かよ*4
真琴の池沼化も酷い そんなに自分以下が欲しいのか？
そしてなぜ香里は攻略できないのか……慢心、病気の有無*5 *6
つーかあゆェ……シナリオ上も事実を取り出すとめちゃくちゃ不憫だし（不憫ってレベルじゃねえ）魅力も一人だけ薄いし
kanonには水彩風の絵がたくさんあったけど、リトバス（や多分CLANNAD、もう覚えてない）では全く見られなかったのは、
リトバスではもう水彩に頼らずに済むようになったって認識でいいのかな……*7
ごめんなさいリトバスでも結構使われてました
まあやった価値はあった あとAIRとMoonでコンプリートですね
*2:久弥直樹の手法で、涼元悠一が自覚的に模倣している手法でもある
*3:今となっては使い古された安直な手法であるけど、当時は選ばれたものだけが持つ最新鋭の技術であったことは想像に難くない
*5:攻略できないからこそ良いキャラと攻略できなければならないキャラは、区別されうるべきだと思う 魅力的なサブキャラがいたら、なんでもかんでもルートを、というのは、もちろん半分ネタであるのだろうけど、無粋と感じる
*6:でもここでは病気を持つことで主人公より弱くなった結果ヒロインになれたヒロインへの皮肉兼香里へのヒロインになれなかったことに関する攻撃のようだ
*7:創作において、鬱やエロやグロはライターの逃げであるという風潮がある。甘えだと思う。でも、そういう決戦兵器は、逃げと敗北はまた違うし、敗北はそれ以上の勝利で贖わせればいいとはいえ、使った時点で一定の敗北が起こるという理屈は一応わかる。一定の敗北とは、使えば勝てるものを使わされたという、自らがその程度には不利であったと認識したことを示す事実が残ることである。ここでは水彩風の絵はそういうものとして扱われている
