コンチェルトノート

U☆☆☆☆ M☆☆☆

やってる時は痕とG線を足して二で割った感じで凄く面白かったが、タマ(救済)ルートがないのだけが残念だった
100まで埋めたのになぁ
それさえあればUは☆5だった
あと全クリ後にタイトルが変わらないのもこのゲームの演出の凝り具合からして最悪のフソク*1と言わざるをえない*2

難易度はちょうどいいのかなあ、俺はすんなり一キャラ攻略しただけでトゥルーエンドいけて興冷めしてしまった*3 *4 *5 *6

チャートって全く意味ないし基本ライターのエゴでしか無いんだよね(製作者側のではなくライターの)*7、このゲームでは少なくとも薄かったヴァガンザほど複雑ってわけじゃないし*8
あと主人公の「借金」にはもっとシナリオ的意味をもたせたほうがクールだったように思う

まぁどうでもいいんだが
莉都が素晴らしい
こういう超人生徒会長系(生徒会長じゃないが)ってどうしても霧夜みたいになるんだが
まず人格それ自体が新鮮
そして何よりも主人公との悪友のような掛け合いがほんとうに素晴らしい ほんとうに素晴らしい 奇跡 なんというか一緒に戦ってる気分になる それもひみつきちで
かわしまりのの声はあんま合ってない気がしたが、彼女の声の魅力はパワーゲームを許してしまってますね それに由岐も超人だから合ってないわけでもない

ルートも極めて面白かった 黎明期のエロゲーの正統進化という感じ 素晴らしい
能力もかっこいいし破綻してなかった
実はセックスにトラウマ感じてたとことかすっごく作りこまれていて、同人ゲーム臭を漂わせながらもシナリオの完成度は実はすごく高い*9
あとは「一部に人気を博し」そうな御霊喪失エンドとかも*10
全く過不足がない
良いシナリオだ 
何だか彼女以外のルートはだいたい全体としてはちぐはぐだったが(ソフトボールとかなぜか会長が攻略できることとか*11)、面白かったは面白かったから許せる
本来現実で登場人物全員が関係者なんてありえんしなあ 面白いから許した

ただ、……戦闘要員の仲間が基本的に莉都だけってのがなんだかな、あとひとりいればスパイスになったと思うし、願わくばその人が会長じゃないヒロインであれば面白かったと思う
あるいはルートを経て会長を仲間にするとかでもいいけど*12 *13

絵がひどかったなあ、商業に載せられる絵じゃない 塗りが悪くないのが面白いけど
BGMはあんま印象に残るものはなかったかな……オーケストラを破綻なく*14やってる時点ですごいけど

面白かった

*1:不足と不測をかけているようだ

*2:エロゲーのタイトルは変わるのが前提なんだろうか? 少し傲慢というか、逆に変わらないタイトルに感慨を覚える仕組みも作れそうな気がする 少なくともコンチェルトノートではその感慨はなかったようだけど

*3:確か攻略封印プレイしてた

*4:最近エロゲーユーザーの読解力が落ちてきたとか言って嘆いてた人がいたけど攻略難易度についてはどうなんだろう? 易化は時代の流れなんだろうか?

*5:エロゲープレイヤーの読解力が落ちたのはメーカー側がやたら長いのばっかり出してるせいで読解速度早めなきゃいけないからじゃないですかね

*6:って最終的にその責任は長いのを求めたユーザー側に返ってくるか

*7:難易度の高いゲームでなければ、ツァイガルニック効果の暴力でテキストをただ全部読ませるだけという性質上という意味

*8:ただこの注釈を書いてる途中で思ったけど、それは俺がクリアできればテキストなんざ見なくて良いし見ないという思想を持っているからで、気に入ったゲームあるいは特定のライターのテキストは余すことなく見たいという欲求には答えるわけで、いかにプレイ直後の書き殴り感想が視野が狭いかという話だった

*9:どう考えても同人臭は絵の問題

*10:少し皮肉ってるのは露骨さを少しだけ感じたから

*11:一般論として、会長は攻略出来てはならなかったと思う

*12:基本的に体張るのが二人きりってのが気に食わなかったみたいだ

*13:でも今二人きりというフレーズを考えればそれはそれでありな気もしてきた

*14:理論的な意味ではない