アトラク=ナクア

U☆☆ M☆☆☆☆

女=初音は、ちょっとわかりやすすぎただろうか。そのせいで銀の正体にすら驚きがない。
まあでもある程度ライターは承知だったような気もする。

要蜘蛛が狩られるにつれ、奇妙だけど楽しかった日常が終わっていく感じはすごく良かった。

結末には納得がいかない。自分なら、普通の日常を送っている描写を入れ、そして夜、自らの子に語りかけるエンドにする*1
そもそもかなこを嫌いになりかけていたこととか*2、永遠を生きることへのアンチテーゼのようなものがあった辺りとか*3 *4、いろいろ納得がいかないんだが。
かなこ引きこもりエンドは、違う。少なくとも初音の望みではない。

初音は好きになれなかった、言うほど 燐がかっこいい Goingonも言うほど名曲じゃなくね? 日常曲のほうが良かったが
だいたいキャラクターは多面性によって出来上がるわけだけど、俺は初音の「兄様」という多面性を受け入れられなかった。*5

必要なさげなエロシーンとか無差分とかは時代なのだろう*6、面白い エロかったし

まあ一番面白いのは「ビジュアルノベル?別に、うちもやろうと思えば作れるよ?」っていう参入の仕方か 見習いたい*7

文章のテンポが良かったからか、連射機をゆるくかけると、様々な場面がPVのようだった
音声があるゲームでもこうなりうるんかな

*1:へけっ

*2:なんで嫌いになったのか忘れた

*3:漫画とかで不死者が「永遠を生きるのは辛い」っていうたびに笑ってしまう

*4:なぜ笑ってしまうのかというと、何をどう苦悩されようと、不死者は我々の完全な上位互換にしか見えないからだと思う。基本的に不死で得られなくなるものは死だけであり、死以外において不死者の優位は無限だと思う。論理的におかしい。また、その論理を無視している事実に、「不死者だってつらいんだよ、だから不死になることは諦めよう、私と一緒に」という作者の、物語の向こうからの声を感じる。それも笑える点の一つだと思う。完全に精神病ですわこれ

*5:理由は今もわからない

*6:後者は終末の過ごし方を想定して書いたのだと思う

*7:ここはなんかのエロゲーレビューをまるごとパクってる